どうも、アース情報システム株式会社の猫村さん(https://x.com/nekomura_earth)です。
8月も終わりなのに一向に暑さが和らぎません。厳しすぎませんか?
さて、今回は一向に減らないどころか増えている気がする問合せフォームからの営業メールについて。
弊社で行った対策などを参考に残しておきます。
ホームページの問合せフォームと言えば、新規の問い合わせやサービスへの質問など、お客様からの重要なリアクションを受け取るためのツールでしたが、最近は営業ツールに浸食されています。
今までの営業メールは会社のアドレスへ直接送られていたのが、UTMやセキュリティソフトによる迷惑メールへの対処が向上した結果、以前のようなスパムメール方式は次第に数が減少し、より見てもらいやすいという事で問い合わせフォームを利用した営業メールが増加しています。
「問い合わせフォーム 営業」などでネット検索すると、自動化ツールの紹介や代行業者の広告がいくらでも表示されています。
単価が安い事もあって、これを利用する企業が増えているのでしょう。
この手法は違法ではないですし、内容が問題なければ無視すれば良いのですが、さすがに件数が多すぎる事と、通常の問い合わせに混在してしまう事で時間のロスや本当に必要な問い合わせへの対応が遅れてしまう事も危惧されます。
そもそも、相手の迷惑を考えない手法で営業を行う企業へ仕事を依頼しようとなるでしょうか?
タイミングと内容次第では可能性はあるかもしれませんが、本当に低い確率だと思います。
しかし、色々な対策を調べてみたものの、現状完璧なブロック方法は存在しない様子。
(もしあったら、営業してる側と対策している側がグルかと思っちゃいます)
代表的な対策をいくつか
1.問い合わせフォームのページを検索で表示されないようにする(noindex化)
Googleの検索ページに問い合わせフォームのページが表示されないようにするという事ですが、作業を自動化している場合は効果ありそうですが、人間が手作業で行っている場合は代表のページを検索して問い合わせフォームにたどり着くので効果が薄いようです。
2.問い合わせフォームのページに営業お断りの文言を表示する
郵便ポストに「チラシお断り」のステッカーを貼る感覚ですね。これも相手先に良心やモラルがあれば効果があると思います。
3.プライバシーポリシーに注意文を記載
プライバシーポリシーに営業メールではない事を確認する文面を追加することで、より強い強制力を付けるという対策ですね。これはかなり強い対策になると思いますが、実際に違反した企業への対応をする方が時間のロスになるので、しっかり対策しないとどうしようもなくなった場合はこれぐらいしないといけないかもしれません。
4.NGワードやブラックリストを作成する
営業メールでテンプレート的に使われるワードをNGで設定『協業』や『M&A』ですかね、問合せでは使わないだろうというキーワードを登録してブロックしてしまう、ブラックリストも同じく何度も送ってくるアドレスを登録しておけばブロック出来ますが、これも地味に作業が大変なのと間違えてブロックしてしまった時が心配ではあります。
5.reCAPTCHAを導入
これはGoogleの「あなたは人間ですか?」をチェックするツールですね。これも相手が機械であればそこで防いでくれますが、人間の場合は普通に通過してしまいます。
結局のところ、ツールやシステムで防げるのは自動のBOTまでで、手作業の人間を防ぐのは不可能に近いという事ですね。
そうなると、相手の良心に訴えかけるか、ちゃんと読んでいることを期待して強い文面を書いておくかになりそうですが、あまり問い合わせフォームに強い文面を乗せるのも怖い。
というわけで、窓口を二つに分けてみる事にしました。(これもネットの情報を参考にさせてもらいました)
今までの問い合わせフォームを【お客様専用お問い合わせフォーム】として、営業に関しては【営業専用フォーム】を設置しました。
メールが来るのは仕方ないとして、窓口を分ける事でメールが混在する事を減らせれば、通常業務のロスが減らせるかと。
そもそも何も読んでない人の場合は無意味なんですが、さすがにそれぐらいは読めるだろうと期待して、しばらくこの運用で試してみたいと思います。
進捗や結果もどこかで報告できればと思っています。
他にも良い対策があれば教えて欲しいです。
ご質問があれば、問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。